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パナマ帽 について ー パナマハット ー

パナマハット とは

「パナマハット」はエクアドルに原生するトキヤ草の葉を細く手で裂いたものを、職人がひとつひとつ手で編んで作られる帽子です。
トキヤ草は元来、均等な素材ではないため機械で編むことができません。したがって帽子制作は、全て職人の手作業で行われます。編みの細かさによっては一つの帽子に何か月も要する場合もあります。

編み上がりも美しく、「麦わら帽子」と言われる麦わらを素材とした帽子とは、素材の滑らかさやしなやかな質感が大きく異なります。
天然草なので通気性に優れ、見た目も非常に夏らしい商品になります。

赤道付近の国であるエクアドルの人々は昔から強い日差しを避けるためトキヤ草の帽子を被っていました。
16世期にスペイン人が上陸すると、ヨーロッパ文化の影響を受け、現在の形になったといわれてます。

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パナマハット ができるまで

パナマハット はトキヤ草を「裂き」「乾燥」「編み」「脱色・染色」「成形」と、様々な工程を経て出来上がります。
その作業は現地の職人たちの手作業で行われております。

帽子ひとつを編むのに通常のもので数週間かけて職人が編み上げていきます。
細かければ細かいほど良質とされ、途方もない時間をかけて帽子の基を編みあげる文化がエクアドルには残っています。

いくつもの工程を経て仕上がった帽子は、生地のような滑らかさ、丁寧な手間と時間をかけたからこそのしなやかな質感を感じることができます。

日差し除けはもちろん、天然素材は通気性に富み、帽子内部に熱がこもらず発散しやすい素材となります。

パナマハット は エクアドル の歴史と文化

パナマハット の原産地はパナマ地区では無く、 エクアドル です。
20世紀初頭、パナマ地峡で運河建設を進めるアメリカとフランスを通じて世界に「パナマハット」との名で世界中に知れ渡る事となりました。

エクアドルにおいてパナマハット制作は生活の一部となっており、元来編み方を家族以外に伝授することなく、後世に伝授していく継承がとられてきました。その年月も16世紀から続くと言われ、伝統的な作り方を代々受け継いできたため、高品質なパナマハット作りの伝統が現代まで受け継がれているのです。

ひと編みひと編み手で編んでいくこの編み込み方法は、最も細かいものでは1日に数cmしか編めず、帽子の基を編みげるまでに約1年かかるものもあります。
長い時間と手間を込め、パナマハットの基が編みあがります。天然素材で作られた パナマハット の一つ一つには、 エクアドル の歴史と文化が編み込まれています。

世界無形文化遺産

エクアドルで数世紀前から使用されていたパナマハットは、脈々と続く伝統的な製法で作られており、赤道付近に住む人々を強い日差しから守ってきました。

1900年台初めには、国王であるエドワード7世をはじめ、英国貴族の間でパナマハットはすでに確かな人気を確立しておりました。
1906年、アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトがパナマ運河の掘削現場の公式視察を行います。

その際被っていたのが ” パナマハット ”
その写真が「ニューヨーク・タイムズ」紙に掲載されると、パナマハットの人気に火が着くことになったと言われています。

今日までの歴史や伝統的な製法が世界に認められ、2012年ユネスコにより「エクアドルのパナマハットの伝統的な編み込み制作方法」は、『 世界無形文化遺産 』に登録されました。

「無形文化遺産」という” 人類の宝物 “を被るなんてとても素敵な事だと思いませんか。

編み上がりも美しく、「麦わら帽子」と言われる麦わらを素材とした帽子とは、素材の滑らかさやしなやかな質感が大きく異なります。美しいフォルムは一目で上質なものだとわかると思います。
カジュアルスタイルはもちろんのこと、カチッとしたスーツに合わせてもこなれた装いに仕上がる。
どこかラグジュアリー感のある大人の魅力が漂います。
パナマハットをリゾートでなく、日常でさらりと合わせられるとおしゃれですよね。

 

ラグジュアリー感のある良質な素材パナマハットを是非お試しください。

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