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カーディコットン について

ー 手で紡ぎ 手で織る ー

カーディコットン はインドの伝統的な手紡ぎ・手織りのコットン生地です。
カーディとはヒンディー語で織り、手紡ぎという意味で、手紡ぎならではのナチュラルで柔らかな手触りです。

インドでは、その吸収性と乾きやすさから日用品として使われることもあるくらい身近な織物。

私たちはこのインドの伝統的な織物をストールに仕上げました。

 

手で紡いだ繊細な糸は機械では織れず、職人が丁寧に織り上げていきます。
糸の所々にネップ(節)があり、織り上がると素朴で優しいタッチの生地が出来上がります。
これがカーディコットンの見た目の特徴であり、また味のある風合いはここからきています。

糸の太さ・織目により風合いは様々ですが、今回は軽さと手触りにこだわり、細い番手を柔らかく織り上げました。

軽くて風通しが良く、吸湿性、速乾性に優れているため、春夏に最適な素材です。

 

 

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ー カーディコットン ができるまで ー

カーディコットン は 「梳き」 「紡ぎ」 「織り」 の工程を経て出来上がります。

ー ガンディー と カーディコットン ー

手紡ぎのカーディコットンはインドの独立運動に非常に深い関係があります。

1858年よりインドはイギリスの支配下にありました。その為イギリス製の大量生産できる綿製品を買うしかありませんでした。
これは当時インドで綿産業を生業にしていた人々は廃業・失業し、繊維産業の崩壊とつながりました。

そこでマハトマ・ガンディーはイギリスから独立するために、強制的に輸入されていた綿製品は買わず、自分たちインド手作りの綿製品を着ましょうと人々に薦めていきました。
独立するうえでの産業自立のため、ガンディーによる『自分達で糸を紡ごう』と言う運動が大きなうねりとなり、紡ぐ機械であるチャルカ(糸車)がインド中に広まりました。
チャルカをまわすことは独立運動の象徴になり、またこの事で多くの失業者を救うことになりました。

この時広まった手紡ぎのカーディコットンは現在でも自由の象徴としてインド各地で生産されています。

手紡ぎし手織りする生地は、手作業で糸を紡ぐために糸が均一ではなく節があったり細かったりします。
不均一な糸で織られたストールは風を通し、汗をすばやく吸収します。さらには軽くて丈夫で、柔らかな風合いがあります。

吸水性、速乾性に優れ夏は風を通し、冬は中に着れば暖かい。オールシーズンお使いいただけます。

インドが誇るカーディコットンを使い、今回私たちはストールを作製しました。

重さも約45gと、非常に軽やかです。
これからの時期に重宝する軽くて、吸湿性、速乾性に優れるカーディコットン。


あなたもインドの歴史を身に着けてみませんか。

着まわしのきくベーシックカラーから、お顔周りが華やかになる明るめの色まで5色をご用意しました。

 

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